活性汚泥から集積培養した亜ヒ酸酸化能を有する細菌を用いた亜ヒ酸の連続酸化

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タイトル別名
  • Continuous oxidation of arsenite by arsenite-oxidizing bacteria enriched from activated sludge
  • カッセイ オデイ カラ シュウセキ バイヨウ シタ アヒサン サンカノウ オ ユウスル サイキン オ モチイタ アヒサン ノ レンゾク サンカ

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抄録

バングラデシュやインドでは,地下水に含まれるヒ素(As)の摂取による健康被害が深刻である.As除去において凝集や吸着による処理効率を上げるために,前処理として地下水中のAsの主要存在形態である亜ヒ酸(As(III))をヒ酸(As(V))に酸化させる必要がある.本研究では,経済的な地下水中のAs除去手法の開発を目的として,活性汚泥から集積培養した亜ヒ酸酸化能を有する細菌を固定化したDown-Flow Hanging Sponge (DHS)リアクターを用いてAs(III)の連続酸化について検討した.その結果,水理学的滞留時間3~0.5 hにおいて,曝気を行わなくても95%以上のAs(III)がAs(V)に酸化されることが明らかになった.さらに,スポンジ内でのAs(III)酸化をモデル化し,係数を導入することにより,実測値を再現できることが分かった.

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