特性係数法による確率降雨強度式の算定法について

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  • トクセイ ケイスウホウ ニ ヨル カクリツ コウウ キョウドシキ ノ サンテイホウ ニ ツイテ

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抄録

対数正規法により確率降雨強度式を算定する方法を提唱した前報に引続き, 本文では極値極限法によりこれを算定する方法を提示し, さらに本邦短時間強雨特性より誘導した特性係数法によって算定する方法を提唱した。この特性係数法による確率降雨強度式は INN・RNの形をとるが, ここにINN年確率降雨強度 (mm/hr), βNN年確率特性係数, RNN年確率時間雨量 (強度, mm/hr) である。本法は前述の2方法と同程度の精度のもとに, わずか2組の降雨資料のみで, 最も簡単に確率降雨強度式を算定できる。さらにこの場合の式中の特性係数の二, 三の誘導法をも提唱論議した。最後に本法の適用例として, Nを10年としたときの本邦におけるR10の確率雨量分布図とβ10の特性係数分布図とを提示した。これらのβNRNとは本邦気象庁管下の全気象台, 測候所147地点の降雨資料かち算出決定したものである。

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