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The samsarga-maryada in the Sabdamanyaloka of Jayadeva

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  • ジャヤデーヴァの言及する"samsarga-maryada"
  • The samsarga-maryada in the Sabdamanydloka of Jayadeva

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新ニヤーヤ学派の言語理論でしばしば用いられる謎めいたタームに,"samsarga-maryada"というものがある.B. K. Matilalの用いた"relational seam"という訳語が比較的広く普及しているが,それが何を意味するのか明らかでない.一般に,これは,Jayanta Bhattaのいう"tatparya-sakti"に相当する,語意と語意を結びつけて文意を理解するためのちからであり,そしてそれは意味的・構文的要請関係(akanksa)に等しいものと考えられている.一方,この伝統的見解に同意せず,"samsarga-maryadaya"という表現を"samsarga-vidhaya"と同じ意味,すなわち「連関として」という意味に解釈するGerdi Gerschheimerのような研究者もいる.これまで,"samsarga-maryada"という語の最古の出典はRaghunatha Siromaniの著作にみられるとされてきたが,筆者は初期新ニヤーヤ学派の註釈文献の写本を調査し,Raghunathaに先行するJayadeva=Paksadhara Misraによる,Tattvacintamani言語部の註釈に用例を発見した.本論文ではこの新資料を用いて,"samsarga-maryada"に関する上述のようなこれまでの議論を検証する.結論として,"samsarga-maryada"を客体的性質と捉える伝統的見解と,Gerschheimer解釈のいずれも完全に支持することはできないのだが,伝統説の方に若干の分があると思われることを述べた.ただし,それを"tatparya-sakti"のような「ちから」としては捉えることはせず,また要請関係への還元は後代の議論であるので論じない."samsarga-maryada"の訳語としては,K. K. Rajaの訳語"law of association",すなわち「連関の規則」というものを仮に支持する.

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