On the Ekasmrtyupadesa of Dipamkarasrijnana and His View on Nagarjuna

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  • DipamkarasrijnanaのEkasmrtyupadesaと彼のNagarjuna観

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チベット大蔵経のテンギュル「中観部」にはDipamkarasrijnanaの小論が多く収録されており,Ekasmrtyupadesaもその一つである.ただし,彼のSatyadvayavataraと大小のMadhyamakopadesaとともに他の小論に先行して収録されている.その内容は,中観の教義を論じるものではなく,大灌頂を受けていない者に般若と方便の所作を示すものである.この小論ではNagarjunaのBodhicittavivaranaとKudrstinirghatanaが引用される.これらの引用は,彼のRatnakarandoghataにも見られ,テンギュル内の配置も含め,両者に関係があったことがわかる.Kudrstinirghatanaは,彼と同時代のAdvayavajraの著作としても知られているが,Mulapattisamgrahaと同じく,彼はAdvayavajraの著作と認識していない.Bodhicittavivaranaは,彼の著作において最も頻繁に言及されるNagarjunaの著書である.Mulamadhyamakakarikaよりも多く依拠するのは,彼の大著であるBodhimargadipapanjikaやRatnakarandoghataにおいて菩提心が論じられているからである.それだけではなく,RatnakarandoghataにおけるNagarjunaの著書分類に見られるように,彼の認識するNagarjunaは無自性論者としてのものだけではなく,菩提心論者あるいは密教論者にも及ぶものである.

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