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- 望月 海慧
- Minobusan University
書誌事項
- タイトル別名
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- On the Ekasmrtyupadesa of Dipamkarasrijnana and His View on Nagarjuna
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説明
チベット大蔵経のテンギュル「中観部」にはDipamkarasrijnanaの小論が多く収録されており,Ekasmrtyupadesaもその一つである.ただし,彼のSatyadvayavataraと大小のMadhyamakopadesaとともに他の小論に先行して収録されている.その内容は,中観の教義を論じるものではなく,大灌頂を受けていない者に般若と方便の所作を示すものである.この小論ではNagarjunaのBodhicittavivaranaとKudrstinirghatanaが引用される.これらの引用は,彼のRatnakarandoghataにも見られ,テンギュル内の配置も含め,両者に関係があったことがわかる.Kudrstinirghatanaは,彼と同時代のAdvayavajraの著作としても知られているが,Mulapattisamgrahaと同じく,彼はAdvayavajraの著作と認識していない.Bodhicittavivaranaは,彼の著作において最も頻繁に言及されるNagarjunaの著書である.Mulamadhyamakakarikaよりも多く依拠するのは,彼の大著であるBodhimargadipapanjikaやRatnakarandoghataにおいて菩提心が論じられているからである.それだけではなく,RatnakarandoghataにおけるNagarjunaの著書分類に見られるように,彼の認識するNagarjunaは無自性論者としてのものだけではなく,菩提心論者あるいは密教論者にも及ぶものである.
収録刊行物
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- 印度學佛教學研究
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印度學佛教學研究 63 (3), 1307-1314, 2015
日本印度学仏教学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205381576320
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- NII論文ID
- 110009936971
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- NII書誌ID
- AN00018579
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- ISSN
- 18840051
- 00194344
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- NDL書誌ID
- 026276658
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可