応答変位法による単杭の地震時応答変位

説明

杭基礎構造物に対する簡易な地震時変位評価法を提案するため, 均質な地盤中の単杭を対象として, 杭・地盤系を弾性床上の梁としてモデル化し, 応答変位法に基づく地震時変位の解析解を誘導した. その際, 杭頭の境界条件として回転をフリーとする場合と回転を固定する場合を考慮した. その結果, 杭頭変位が杭の特性値βL (L: 杭長), 無次元化重量W/(γL3)(W: 上部工重量, γ: 地盤の単位体積重量), 地盤バネ定数の地盤せん断弾性係数に対する比δおよび地表面地盤変位ugに依存することが明らかとなった. さらに, 上部工重量や杭の特性値を変化させたパラメトリックスタディを行い, 杭の特性値βLが増大するほど地表面地盤変位に対する杭頭変位の比が増大する傾向が得られた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205384111232
  • NII論文ID
    130004294634
  • DOI
    10.11532/proee1997.26.837
  • ISSN
    18848435
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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