台北市における地震および微動観測による揺れ易さ分布の推定
説明
1999年9月21日に台湾中部で発生した集集地震の際に, 台北市で新SIセンサーによる高密度観測記録が得られた. 最大地点でのSI値は30cm/sに近く, 最大と最小で約3倍という観測地盤条件による違いが見られた. そのメカニズムを明らかにするために, 常時微動観測を新SIセンサー観測点と中央気象局観測点で実施した. そして, 地下構造と関連した地域性があり台北市は6つの地域に分類でき, 周期1秒付近での増幅が大きい地域で大きなSI値が観測されることを明らかにした. また, 地盤の平均S波速度とSI値増幅度の問に良い相関が見られることを示した.
収録刊行物
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- 地震工学研究発表会講演論文集
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地震工学研究発表会講演論文集 26 313-316, 2001
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205384305152
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- NII論文ID
- 130004294489
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- ISSN
- 18848435
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可