日本列島を縦断する構造線の存在と地震活動度に関する研究

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抄録

1995年1月に発生した兵庫県南部地震以後、GPSによる観測網が強化され, 日本列島の動きが詳細に把握できるようになった。2001年2月19日に地震予知連絡会に提出されたレポート (国土地理院・鷺谷ら)によれば、北米プレートとユーラシアプレートの境界は糸魚川-静岡構造線ではなく新潟と神戸を結ぶ幅数十~二百キロの帯にあるとしている。これは1997年から3年間のGPS観測データと過去百年の三角測量の結果から求められたものである。ただし、淡路島以西は今後の研究課題とし、また新潟では海域での信濃川流域大地震帯を推定している。本研究ではこれらについて、ブロック構造モデルによる地殻変動解析による考察を行い、中央構造線~淡路島~神戸~跡津川断層~新潟・信濃川断層帯-秋田・北由利断層帯を通る右横ずれの構造線の存在を明らかにした。

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  • CRID
    1390001205384596608
  • NII論文ID
    130004294412
  • DOI
    10.11532/proee1997.26.137
  • ISSN
    18848435
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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