多径間連続ダブルデッキラーメン高架橋の免震化に関する検討

説明

従来の鋼ダブルデッキ形式橋梁は、上部構造と橋脚さらに基礎構造とを全て剛結合しているため、多径間の連続化が困難なことに加えて、大規模地震に対して主要部材や基礎構造が大規模化すること等により経済的な優位性が見出せない傾向にある。本論文では、橋脚基部に免震支承を配置した構造形式を提案するとともに、鋼多径間連続ダブルデッキラーメン高架橋を対象として3次元骨組モデルを用いた地震応答解析を実施し、従来の構造形式と比較することによって本構造の構造的・経済的な有用性を検討した。検討の結果、橋軸直角方向の地震動に対して、免震構造形式では従来構造形式に比べて主要部材の断面力が大幅に低減され、免震支承に作用する負反力は実用上差し支えない範囲に抑制できることが確認できた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205385383296
  • NII論文ID
    130004294248
  • DOI
    10.11532/proee1997.25.773
  • ISSN
    18848435
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ