パルス地震動とその応答から見た兵庫県南部地震による地震動の特性

DOI
  • 堺 淳一
    東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻修士課程
  • 川島 一彦
    東京工業大学工学部土木工学科

抄録

兵庫県南部地震の地震動を評価するために, パルス地震動を定義し, その応答スペクトルを用いて, 地震動のどのような成分が構造物の応答に大きな影響を与えるかをノースリッジ地震によるシルマー記録, 釧路沖地震による釧路気象台記録との比較において検討した. その結果, 兵庫県南部地震およびノースリッジ地震のような継続時間の短いM7クラスの直下型地震動では, 主要な3-4のパルスの影響度が大きく, 釧路沖地震のような継続時間の長い海洋性地震による地震動ではひとつひとつのパルスの影響度は比較的小さいことが分かった.さらに, パルス地震動の非線形応答を求めて, 応答塑性率や残留変位比について考察した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205386035072
  • NII論文ID
    130004294017
  • DOI
    10.11532/proee1997.24.977
  • ISSN
    18848435
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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