ヒュームフードの排気風量削減手法の理解と留意点

  • 春原 伸次
    NPO法人研究実験施設・環境安全教育研究会

書誌事項

タイトル別名
  • Understanding and important points of the airflow reduction technique of the Fume hoods for laboratories
  • ヒュームフード ノ ハイキ フウリョウ サクゲン シュホウ ノ リカイ ト リュウイテン

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説明

研究・実験施設に設備される実験作業用の排気フードであるヒュームフード(ドラフトチャンバー)が求められる機能を果たすためには、相応の排気風量を必要とする。その排気風量は部屋の容量と比較して大きな割合を占めるため、運転エネルギーのみならず室内の空調された空気を排出することから、大きなエネルギーコストが必要とされる。そのため、これまで安全性を確保しながら排気風量を削減する様々な手法が取られてきているが、選定するユーザー側に立ってみれば解りづらいことが多く、トラブルに発展するケースもある。 ユーザー側に対しては、近年主流となっているヒュームフードの排気風量削減の手法について、最低限の知識と計画上の注意点が理解できる情報が必要である。供給者側には、仕様の明確化や表示方法の統一化など、ユーザーが理解しやすい工夫や取り組みが求められる。適切な実験設備の構築を実現するためには、双方が協力して知恵を出し合うことが重要である。

収録刊行物

  • 環境と安全

    環境と安全 5 (3), 149-157, 2014

    大学等環境安全協議会

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