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- Tonomura Akira
- 日立製作所基礎研究所
Bibliographic Information
- Other Title
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- アハラノフ-ボーム効果とその検証実験
- アハラノフーボーム コウカ ト ソノ ケンショウ ジッケン
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Abstract
アハラノフ-ボーム (Aharonov-Bohm) 効果は, ベクトル・ポテンシャルの実在性, 物理法則の局所性, 多重連結空間での波動関数の一価性といった量子力学における基本的な問題を内包しているため, 30年にもわたってさまざまな議論が展開されてきた. 最近のゲージ理論の登場によって, ベクトル・ポテンシャルがゲージ場として理解されるようになり, その重要性が増したこともあって, 議論は効果そのものの存否にまで及んだ. 検証実験も既にいくつか報告されているが, 電子線と磁場が重畳している可能性があるとして疑問が投げかけられていた. しかし, 最近の筆者らの実験によって, 論争は新たな局面をむかえた.
Journal
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- Butsuri
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Butsuri 42 (7), 616-624, 1987
The Physical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205403699584
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- NII Article ID
- 110002068478
- 130004180152
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- NII Book ID
- AN00196952
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- ISSN
- 24238872
- 00290181
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- NDL BIB ID
- 3139468
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed