書誌事項
- タイトル別名
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- The Origin of the Moon : Lunar Accretion from an Impact Generated Disk
- カガク ワ イマ ツキ ノ キゲン キョダイ ショウトツ ニ ヨリ ケイセイ サレタ エンバン カラ ノ タンジョウ
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抄録
われわれにもっとも身近な天体,月は実は衛星としては特異なものである.その起源のシナリオとして近年有力視されているのは巨大衝突説である.巨大衝突説では,火星くらいの大きさの天体が原始地球に衝突し,その衝突により形成された原始月円盤から月が形成される.この原始月円盤からの月形成の大規模N体シミュレーションを行い,原始月円盤がどのような時間スケールで,どのように進化するのかを調べた.その結果,円盤の赤道面上で円軌道をもつ1個の大きな月が約1ヵ月かけてロッシュ限界のすぐ外側に形成されることがわかった.また,月の質量は初期円盤の単位質量当たりの角運動量によって決まることもわかった.ここでは明らかになった月形成過程の運動学的なフレームワークを紹介する.
収録刊行物
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- 日本物理学会誌
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日本物理学会誌 55 (5), 349-356, 2000
一般社団法人 日本物理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205405684480
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- NII論文ID
- 110002077576
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- NII書誌ID
- AN00196952
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- ISSN
- 24238872
- 00290181
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- NDL書誌ID
- 5366366
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可