書誌事項
- タイトル別名
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- リキガクケイ ノ タイショウセイ カイセツ
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説明
変換群論, 群の表現論および微分幾何学の立場から, 力学系の対称性の問題を考察する。まず, 古典力学の1次の保存量(第1積分)に幾何的解釈を与え, それがどのように運動学的対称性と関係するかを明らかにする。つぎに, 任意の保存量について考え, それから生成される正準変換を媒介として, 力学的対称性との関係を調べる。さらに, これらの結果の量子力学への拡張を論じ, 系の対称性とエネルギー準位の縮退との関係について述べる。Keplerの問題, 回転子, 調和振動子などの具体例については, 必要に応じて説明を行なう。なお, 以上の問題に関する最近の研究成果や, Dirac方程式あるいは Bethe-Salpetcr方程式の対称性などにも言及する。
収録刊行物
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- 日本物理学会誌
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日本物理学会誌 25 (1), 9-13, 1970
一般社団法人 日本物理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205405851648
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- NII論文ID
- 110002072359
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- NII書誌ID
- AN00196952
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- ISSN
- 24238872
- 00290181
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- NDL書誌ID
- 8402666
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可