生活者視点からみた家庭用化学品のリスクコミュニケーションの検討 : 台所用洗剤の手荒れリスクおよびリスク情報の入手媒体の検討

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タイトル別名
  • Improving Risk Communication of Household Chemical Products Based on Consumers' View Points : A Study on Risk Communication on Skin Roughness and Media

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抄録

今後多種多様な家庭用化学品の市販が予想されるが,これらの使用による人体や環境リスクが存在する。一方,生活者は自己責任による自立した生き方が求められており,自らがリスクを低減する必要がある。そのためには,生活者視点に基づくリスクコミュニケーションの果たす役割が大きい。そこで,効果的なリスクコミュニケーションをデザインすることを目的に,1)長年に亘って継続している台所用洗剤の手荒れ問題に対するリスクコミュニケーションの事例研究,2)情報化社会が進展する中で生活者が求める商品の使い方や環境に関する情報内容や入手媒体について生活者調査を行った。その結果,(1)市販前の生活者の使用実態調査に基づいて企画デザインされるリスクメッセージが重要であること,(2)入手媒体としてインターネットへの期待が大きいが,従来型媒体も含め複数媒体の有効活用および質・量共に充実した情報内容が期待されていることが明らかとなった。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 49 (3), 19-26, 2002

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (15)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205410790144
  • NII論文ID
    110003824858
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.49.19_2
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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