ラフ集合理論による属性の縮約を利用したデザイン企画法の試案

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タイトル別名
  • Study of Design Planning using Attribute Reduct in Rough set Theory

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抄録

本研究の目的は、人が持つ複数の選好を人の観点の多様さによるものとして捉え、実際の運用を考慮し、多様な観点を持つ消費者の選好を出来るだけ少ない種類の新商品で満たすような商品デザイン企画法を確立することである。そこで、本研究ではラフ集合理論による属性の極小縮約を用いてクルマの選好における観点の核を求め、その縮約を併合させることで複数の消費者の選好を満たすデザイン企画法を提案する。市場を代表すると思われる7名の被験者が選好した18車の形態属性における縮約から2個の併合縮約を求めて全選好を満たすことを目標として実施し、可能であることを確かめた。その上でこれらの併合縮約を満たすようにアイディアスケッチを作成し、併合縮約に含まれない形態属性はデザイナーの自由裁量となるが、この自由裁量属性(以下自由属性)に非選好車の縮約が含まれる場合は、再度アイデアスケッチを作成し, 実際に設計が可能であることを確かめた。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 47 (6), 71-80, 2001

    一般社団法人 日本デザイン学会

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参考文献 (3)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205410892800
  • NII論文ID
    110003824853
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.47.71_2
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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