凸凹のある壁面への情報投影 : 投影による情報表示と動的文字の関係を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • Research on an Information Projection System : Parameters for Displaying Moving Characters and Shapes on a Rough Surface

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説明

本研究は、プロジェクタによる投影に不向きな凹凸や模様のある建築物などの壁面に、文字をコンピュータ制御によって投影し、かつ、文字を動かすことで判読性を高め、屋外における情報表示の可能性を図ることが目的である。この場合、プロジェクタで投影するには壁面の状態、限られた面積、文字の大きさなどを考慮しなければならない。しかし、実際には白い平滑な壁面があるとは限らない。ここでは、文字メッセージの効率的伝達方法の可能性を広げるため、その判読性に関する実験を行った。実験の結果、判明した主な点は以下のようである。1) 640×480ピクセルの動的文字表示のシミュレーション画面上、文全体に対して文字が隠れる部分の比率が11%であるような場合の文字の大きさは、58ポイントを超えても、判読性はそれ以上向上しない。2) 文字を動かすことによって、壁面の条件を選ばず、情報を容易に伝える可能きが示された。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 52 (1), 21-26, 2005

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (6)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205411767296
  • NII論文ID
    110003825322
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.52.21_1
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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