認知症の分子イメージング

DOI
  • 須原 哲也
    放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター
  • 樋口 真人
    放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター
  • 前田 純
    放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター
  • 季 斌
    放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Molecular Imaging of Dementia

抄録

認知症の分子イメージングは老人斑を形成するアミロイドβペプチド PET によるイメージングが[11C]PIB により可能になったことで,アルツハイマー病の診断基準にも取り入れられようとしている。遺伝子改変動物の PET 研究から[11C]PIB は Aβの N 末端側のアミノ酸残基 2 個が欠落し 3 番目のグルタミン酸残基が環状化した AβN3(pE)に結合することが明らかとなり,環状化に関わる過程の研究から病的アミロイドの形成メカニズムの研究も進んでいる。一方アルツハイマー病の進展には神経炎症が関わっており,それを担う活性型ミクログリアのイメージングを通じて,アミロイド除去や神経細胞死と脳内免疫との関係も明らかになりつつある。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205412236928
  • NII論文ID
    130005395379
  • DOI
    10.11249/jsbpjjpp.21.4_261
  • ISSN
    21866465
    21866619
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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