親密度の違いによる伝統的工芸品に対する韓・日のイメージ評価 : 形態とイメージに関する基礎的研究(2)

書誌事項

タイトル別名
  • Image Evaluation by the Familiarity of Traditional Crafts between Young Korean and Japanese : A Basic Study on the Relationship between Form and Image (II)

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抄録

本研究は、自国の伝統工芸品と他国の伝統工芸品を評価して得たイメージ構造を比較・分析することによって、親密度によるイメージ構造がどのように変わるかに着目した。韓国人の自国の伝統工芸品に対するイメージ構造は「快-不快」「精緻-単純」「大胆-貧弱」であり、日本の伝統工芸品に対するイメージ構造は「精緻-単純」「快-不快」「大胆-貧弱」であることが分かった。韓国人は自国の伝統工芸品であれ、日本の伝統工芸品であれ代表因子の順位だけの違いであり、イメージ用語の空間上においては同じ因子を持っていることが分かった。日本人の自国の伝統工芸品に対するイメージ構造は「軽-重」「優美-野暮」「精緻-単純」であり、韓国の伝統工芸品に対しては「地味-派手」「優美-野暮」「軽-重」であることがわかった。自国の伝統工芸品と韓国の伝統工芸品ではイメージ構造の因子に相違があることが分かった。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 43 (6), 19-24, 1997

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (6)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205412269184
  • NII論文ID
    110003824993
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.43.19_3
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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