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- 工藤 喬
- 大阪大学保健センター精神科
書誌事項
- タイトル別名
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- Contemporary topics of antidepressant treatments
- アラガウツ クスリ チリョウ ノ コンニチテキ ワダイ
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説明
比較的副作用の少ない SSRI あるいは SNRI はうつ病治療の第一選択藥として今日広く使用されているが,新たな有害作用などが問題となっている。そのうちの賦活症候群やラピッドサイクリング/混合病相などは,患者の bipolarity を慎重に見極め,安易な抗うつ薬使用を避けることが肝要である。また,所謂「新型うつ病」の中には非定型うつ病といった生物学的に規定された一群があり,モノアミン全体の調整が必要とされると考えられる。このような状況の中,新規抗うつ薬であるデュロキセチンは SNRI であり,前頭前野ではモノアミン全体の調節が可能である期待がある。また,新規抗うつ薬エスシタロプラムはセロトニントランスポーターにアロステリック作用を有しており,安全性に期待されている。
収録刊行物
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- 日本生物学的精神医学会誌
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日本生物学的精神医学会誌 25 (3), 162-165, 2014
日本生物学的精神医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205412848896
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- NII論文ID
- 130005395562
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- NII書誌ID
- AA12468060
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- ISSN
- 21866465
- 21866619
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- NDL書誌ID
- 025865293
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可