17. 尿素ホルムアルデヒド・アンモニアの反応について
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- 関根 吉郎
- 早稲田大学 理工学部応用化学科
説明
尿素とホルマリンの反応の際に、ホルマリン中の蟻酸の中和剤に、アンモニアを使用すると、反応中に溶液のPHが、特徴ある変化を示す。使用するホルマリン中に蟻酸の含有量が多い場合、或は80℃程度の比較的高温で反応を進める場合、このPHの変化は特に顕著である。即ち反応開始直後、反応溶液のPHは、大きく、アルカリ性に傾き、以後次第に酸性に傾いてくるのである。<BR>而して、蟻酸中和剤として、他の塩基、NaOH.Ba (・OH) 2等を使用した場合には、かいる現象はみられないのであつて、NH3のみが示す特徴のようである。
収録刊行物
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- Proceedings of Symposium on Network Polymer
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Proceedings of Symposium on Network Polymer 4 (0), 30-31, 1954
合成樹脂工業協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205415871360
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- NII論文ID
- 130001933921
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- ISSN
- 21865353
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可