三重県からのムジセッカ<i>Phylloscopus fuscatus</i>の初記録

書誌事項

タイトル別名
  • The First Record of a Dusky Warbler <i>Phylloscopus fuscatus</i> in Mie Prefecture
  • 観察報告 三重県からのムジセッカPhylloscopus fuscatusの初記録
  • カンサツ ホウコク ミエケン カラ ノ ムジセッカ Phylloscopus fuscatus ノ ハツ キロク

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抄録

2011年12月27日,三重県初記録と考えられるムジセッカが標識放鳥された.標識放鳥された個体は喉から下腹にかけては白っぽく,脇および下尾筒は淡褐色,尾形は角尾,最長初列風切が第6羽(P6)で嘴が細いという特徴を有しており,ムジセッカの特徴と一致した.齢は虹彩が灰色で,尾羽の先端がやや摩耗してとがっていたため第1回冬羽と考えられた.性については最大翼長の大きさから雄と思われた.今回,三重県でムジセッカが標識放鳥された時期が12月下旬と遅いことから,越冬個体である可能性が示唆された.

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