北極域からユーラシア大陸東部中高緯度における気団の季節変化

書誌事項

タイトル別名
  • Seasonal Variations of Air Masses in the Arctic and in the Middle and High Latitudes of the Eastern Part of the Eurasian Continent
  • ホッキョクイキ カラ ユーラシア タイリク トウブ チュウコウ イド ニ オケ

この論文をさがす

抄録

北極域からユーラシア大陸東部中高緯度における気団の成層状態・分布,およびその季節変化を明らかにした・月平均気温平年値を用い・北極域 (A気団)・ユーラシア大陸東部, (Pc気団)・オホーツク海 (Pm気団)・ベーリング海 (Pm気団)の4つの気団発現域を判別した.それぞれの気団発現域での成層状態はほぼ同時期に変化する傾向があり,その結果に基づいて,1985年を,ステージ1(10.月21日~2月28日)・II (3月1日~4月15日)・皿 (4月16日~6月10日)・IV (6月11日~8月31日)・V (9月1日~10月20日)の5つのステージに区分した.ステージごとに気温と相当温位の鉛直分布を検討したところ, A気団は年間をとおして成層が安定であり,その上限は700~850mbに認められた. Pc気団は,ステージI・II・Vでは成層が安定, III・IVでは不安定であり,その上限は700~850mbに認められた.オホーツク海のPm気団は,ステージIII・IVで形成され,その上限は850mbであった.気団の境界はステージの変わり目の時期とほぼ同じ時期に南北に変位しており,気団の成層状態と分布には対応が認められた.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ