上越山地平ヶ岳湿原の乾燥化に伴うハイマツ・チシマザサの侵入

書誌事項

タイトル別名
  • The Invasion of <i>Pinus pumila</i> and <i>Sasa kurilensis</i> Following the Drying of Moor on Mt. Hiragatake, the Mountainous Area of Gunma and Niigata Prefectures, Central Japan
  • ジョウエツ サンチ ヒラガタケ シツゲン ノ カンソウカ ニ トモナウ ハイマツ チシマザサ ノ シンニュウ

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抄録

上越山地平ヶ岳頂上部の湿原において乾燥化に伴う非湿原植物の侵入を明らかにするため,湿原とその周囲の植生分布を調査した.湿原の境界域にはハイマッとチシマザサが分布し,それらは湿原に侵入していた.まずハイマッが湿原内に侵入し,それがその後にチシマザサが侵入可能な環境を形成すると推察された.チシマザサは湿原の乾燥化を助長させていると考えられた.以上から,湿原に侵入したハイマッは後にチシマザサなどの植物に生育場所を奪われる先駆的植物と推定された.同時にチシマザサの侵入により非湿原植物の侵入がさらに進むと推測された.

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参考文献 (24)*注記

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