過剰前肢をもつ幼若雌トノサマガエルにおけるテストステロン投与による指たこ発生部位の検討

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  • Study of Thumb Pad Regions Developed by the Administration of Testosterone in a Young Female of <i>Rana nigromaculata</i> with a Supernumerary Forelimb

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左前肢の頭方に過剰肢をもつトノサマガエルの幼若雌を野外で採集した。この個体にテストステロンを0.3mgずつ3日ごとに10回投与したところ,左右の正常肢の最内側指の内側基部と過剰肢のそれに相当する部分に指たこが発生した。この個体の正常肢と過剰肢の掌・指部の外形と骨格および指たこの組織構造を記載した。指たこは成体雄カエルの指の特定の部分に発生する第二次性徴であるが,特定の部分にのみ発生する機構は不明である。この問題の解明には,異った構造の過剰前肢をもつ個体にテストステロンを投与し,指たこの発生と手の構造との関連性を検討することが有効と考えちれる。

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