857. 飛騨山地一の谷層産のペルム紀カイメン化石

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タイトル別名
  • 857. PERMIAN SPHINCTOZOAN SPONGES FROM THE ICHINOTANI FORMATION, HIDA MASSIF, CENTRAL JAPAN
  • 飛騨山地一の谷層産ペルム紀カイメン化石〔英文〕
  • ヒダ サンチ イチノタニソウサン ペルムキ カイメン カセキ エイブン

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抄録

岐阜県吉城郡上宝村福地の水屋ガ谷に露出する一の谷層最上部の石灰岩からは保存良好なカイメン化石が産出する。多くの連続薄片や研磨標本を作成した結果, Cystauletes kingi, Amblysiphonella hidensisの2新種が識別された。Cystauletes属は1943年Kingによって, アメリカ合衆国オクラホマ州の中部ペンシルバニア系からmonotypicで提唱されたものである。今回の新種はこの属の産出報告としては世界で2度目で, 模式種のmammilosusよりも全体に大きい骨格をもつ。Amblysiphonella hidensisは従来知られているものよりchamberが高く, 壁が薄いことで区別される。

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