880. 韓国大同累層群産後期三畳紀植物化石の新種ほか

書誌事項

タイトル別名
  • 880. NEW TAXA IN THE LATE TRIASSIC DAEDONG FLORA, SOUTH KOREA. PART 2
  • 韓国大同累層群産後期3畳紀植物化石の新種ほか〔英文〕
  • カンコク ダイドウ ルイソウグン サンコウキ 3ジョウキ ショクブツ カセキ

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説明

韓半島の大同, 金浦, 漣川, 忠南, 聞慶および丹陽炭田地域に露出する非海成の大同累層群の植物化石は, かつて矢部長克, 川崎繁太郎, 大石三郎, 小畠信夫らによって研究されたが, 1945年以来その研究は途絶えていた。筆者らは1973年以来, この地域の炭田の開発にともない, おもに忠南および聞慶炭田地域の新産地から多くの植物化石を入手することに成功し, 現在までに, 38属79種を識別し, またこれらの中には, 従来知られていなかった分類群, 1新属および10新種を加え20属33種を含む。本論文は以上の新種を含むこの植物群の特徴種14属19種を記載した。大同累層群の植物群の時代は, かつて, ジュラ紀初~中期と考えられたが, 少なくとも金浦, 忠南, 聞慶炭田地域から得られた化石植物群集に関する限り, その組成は, 日本, 沿海州南部および中国東北の東南部, および中国南部の三畳紀後期植物群と完全に一致し, これら地域のジュラ紀初~中期植物群とは著しく異なる。

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