高齢者逆流性食道炎に対する腹腔鏡下手術の経験

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  • Laparoscopic Fundoplication for Reflux Esophagitis of aged patients : Report of Five Cases

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高齢者逆流性食道炎の5例(平均75.5±8.5歳)に対して腹腔鏡下噴門形成術を施行した。3例に混合型食道裂孔ヘルニアを合併した。術前の上部消化管内視鏡所見ではロサンゼルス分類で食道炎はGrade Bが2例,Grade C 1例,grade Dが2例であった。手術は腹腔鏡下噴門形成術(Nissen法3例,Toupet法2例)を施行した。手術時間は平均142.5±40.5分,出血量は全症例少量であった。術後の経口摂取開始は第2病日から可能であり合併症も認められなかった。術後観察期間は平均9.4カ月(5~19カ月)であるが再発など認めていない。以上より高齢者に対しても低侵襲に施行でき有用な治療法と考えられた。

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