内視鏡検査にて確認された大腸カンジダ症の1例

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  • A case of colonic candidasis observed by colonoscopy

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抄録

症例は70歳男性,骨髄異形成症候群,糖尿病にて免疫能の低下した状態で下血,下痢を主訴に入院した。血清カンジダ抗原陽性,下部消化管内視鏡検査において大腸に多発性潰瘍を認め,病理組織検査にてカンジダと思われる芽胞を確認し,大腸カンジダ症と診断した。抗真菌剤の内服治療を施行したところ下痢は改善し,多発性潰瘍も縮小し,内視鏡検査にて治療前後の改善が確認できた。

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