食道全域におよぶ食道壁内偽憩室症の1例

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  • A case of esophageal intramural pseudodiver ticulosis on the whole esophagus

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60歳代,男性。アルコール多飲歴あり。検診で食道に異常所見を指摘され当院を紹介受診。食道造影X線検査で頸部食道から胸部下部食道にかけて,1~4mmの無数のフラスコ状,カフスボタン状のバリウム造影剤の突出像を,上部消化管内視鏡検査では,全周性に無数の大小の陥凹を認め,食道壁内偽憩室症生検組織では非特異的な慢性炎症性細胞浸潤,粘膜下層の強い線維化に加え,微小憩室の開口部が観察された。真菌感染症,狭窄等の合併症に留意し経過観察が必要と考えられた。

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