抄録
1) 長節蠶は大正六年春又は其前年の春、著者の實驗蛾區中支那茶斑紋(褐圓斑)種に生じた劣性突然變異であつて、其性質の表面に現れたのは大正七年の春である。<br>2) 長節因子をeで表し之に對する正常因子をEとする。<br>3) E, e因子は伴性遺傳を爲す。<br>4) 蠶に於て伴性遺傳を爲す性質として知られたのは國蠶歐七號及二化性白龍の油蠶であつて長節性は蠶に於て發見された第二の伴性的形質である。<br>4) 長節性は他の系統に於ても時々現れるものであるが、其因子は上記のeであるか又は別種のものであるか、今日の處まだ不明である。
収録刊行物
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- 遺伝学雑誌
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遺伝学雑誌 2 (2), 55-66, 1923
日本遺伝学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205445745792
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- NII論文ID
- 130000055888
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- DOI
- 10.1266/jjg.2.55
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- ISSN
- 18805787
- 0021504X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可