工業規模締付型透析装置の流動特性

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  • 畦地 昭二
    The Odawara Salt Experiment Station, Japan Monopoly Corporation
  • 藤本 好恵
    The Odawara Salt Experiment Station, Japan Monopoly Corporation

書誌事項

タイトル別名
  • Flow Characteristics of the Practical-scale Electrodialytic Apparatus of Filter-press Type
  • コウギョウ キボ シメツケガタ トウセキ ソウチ ノ リュウドウ トクセイ
  • Studies on the Electrodialytic Equipment with Ion Exchange Membrane (X VIII)
  • イオン交換膜透析装置に関する試験 (第18報)

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抄録

有効膜面積113dm2, 膜セル数301対の工業規模締付型電気透析装置を用い, 電流密度3Amp/dm2の下で海水濃縮運転を行ないながら, 流動特性を試験した結果,<BR>1) 膜セルの損失水頭△Hは, 流量Qの1.3～1.26乗に比例して増大するのが認められた.<BR>2) 3種類の給液方式のうち, 脱塩室流速uの分布が最も良好なもの (uの変動が最も小さいもの) はC型であり, 最も悪いもめはB型であつたが, 実用装置で行なわれているA型の場合は, Umax/Umin=1.2～1.6程度であつた.<BR>3) 均圧孔により, 連通孔内の水圧HaおよびHbの変化を緩和して, 脱塩室流速uの分布を良好にする試みは, 効果が小さいことが認められた.<BR>4) 膜群の電圧は, 脱塩室の流速uのほぼマイナス0.07～0.11乗に比例するのが認められた.<BR>5) 膜セルの損失水頭△Hについて考察した.<BR>6) 脱塩室流速uの分希から, 連通孔内の流速υの分布を求めた. この結果, 連通孔の流速υの値が, ほぼ30cm/secを超える部分が, 水圧HaおよびHbの変動も大であることが判つた.<BR>7) 連通孔内の損失水頭△haまたは△hbと, 水圧HaおよびHbの関係を考察した.

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