明海大学病院矯正歯科を受診した口唇裂口蓋裂患者の実態調査
書誌事項
- タイトル別名
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- Investigation of Patients with Cleft Lip and/or Palate in Orthodontic Clinic of Meikai University Hospital
- 調査用紙とアンケート用紙から
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説明
明海大学病院(旧城西歯科大学附属病院)矯正歯科を受診した口唇裂口蓋裂患者を対象に,その実態調査を行った・調査項目は患者の出生状況に関するもの,受診動向に関するもの,および口唇裂口蓋裂患者の治療体系に関するものとした.調査結果より,以下の事が判明した.<BR>1.患者の出生状況に関する調査同胞数2人が全体の70.5%を占め,同胞数1人は4.9%と少なかった.患者を出産した時の母i親の平均年齢は27.4歳であった.授乳時の乳汁栄養法では,母乳のみが5.3%ときわめて低率であった.<BR>2.患者の受診動向に関する調査裂の一次形成手術を受けた医療機関の所在地は,東京都が最も多かった.患者の居住地は93.5%が埼玉県内であった.また,矯正治療を勧めたのは,歯科医と形成外科医が多かった.<BR>3.患者の治療体系に関する調査口唇裂の一次形成手術の時期は,生後6か月までに集中していた.口蓋裂の一次形成手術の時期は0歳から2歳までが,65.5%を占めてV・た.唇顎口蓋裂,および口蓋裂患者のうち約半数が言語治療の経験者であった.矯正初診時の平均年齢は10.2歳で,年齢別では8歳と9歳が多かった.
収録刊行物
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- Journal of Japanese Cleft Palate Association
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Journal of Japanese Cleft Palate Association 17 (4), 366-372, 1992
Japanese Cleft Palate Association
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205451402752
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- NII論文ID
- 130004988304
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- ISSN
- 03865185
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可