カリックス [4] アレーンによるアルカリ金属イオンの抽出挙動と計算化学

  • 上江洲 一也
    Department of Chemical Processes and Environments, Faculty of Environmental Engineering, The University of Kitakyushu
  • 久保田 富生子
    Department of Applied Chemistry, Graduate School of Engineering, Kyushu University
  • 後藤 雅宏
    Department of Applied Chemistry, Graduate School of Engineering, Kyushu University

書誌事項

タイトル別名
  • Extraction Behavior and Computational Modeling of Na (I) Ions by a Carboxylic Calix [4] arene
  • カリックス 4 アレーン ニ ヨル アルカリ キンゾク イオン ノ チュウシュツ キョドウ ト ケイサン カガク

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抄録

ナトリウムイオンに高い選択性を有するカリックス [4] アレーンカルボン酸誘導体を合成し, 抽出実験によりアルカリ金属イオンに対する抽出分離特性を検討した.さらに, 半経験的分子軌道法および非経験的分子軌道法を用いてカリックス [4] アレーンカルボン酸誘導体-アルカリ金属錯体の最安定構造を求め, 抽出平衡定数と計算で得られた抽出前後の生成熱との定量的構造物性相関を行った.非常に良好な相関が得られ, アルカリ金属抽出挙動は主にエンタルピー変化で説明できることが明らかとなった.

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