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- 長谷川 篤司
- 昭和大学歯学部歯科保存学講座総合診療歯科学部門
書誌事項
- タイトル別名
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- Possibility of Light-induced Fluorescence Application for the Clinical Diagnosis and Treatment of Dentin Caries
- クリニカル・テクノロジー 励起蛍光のう蝕象牙質診断と治療への応用
- クリニカル ・ テクノロジー レイキケイコウノウ ショクゾウゲシツ シンダン ト チリョウ エ ノ オウヨウ
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説明
総合診療では「う蝕」に対する保存的治療として管理(Management)を重視している.波長約400nmの青色可視光を利用した励起蛍光は,う蝕象牙質の精度高い診断や経時的な病態管理に応用できると期待されている.本稿では,非接触型う蝕診断システムについて説明するとともに,当教室において行ってきた関連研究を紹介する.<br/>市販う蝕認識システムVISTACAM-PはC0,C1,C2を識別していないが,その計測値はDIAGNOdentと同様にう蝕の経過観察,治療介入の判定に有意義な数値であった.また,波長約400nmの励起光を照射すると,健康象牙質では480nm付近に単独のピークを持つ蛍光スペクトルが,う蝕象牙質では600nmと770nmの間で3つのピークを持つ蛍光スペクトルが励起蛍光スペクトルとして確認された.現在,超音波治療器具に波長約400nmのLED光源を搭載した試作う蝕象牙質認識・除去システムの臨床応用を検討している.
収録刊行物
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- Dental Medicine Research
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Dental Medicine Research 33 (3), 259-264, 2013
昭和大学・昭和歯学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205456559232
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- NII論文ID
- 130004588209
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- NII書誌ID
- AA12322983
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- ISSN
- 2186540X
- 18820719
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- NDL書誌ID
- 025172704
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可