ハイリスク症例における巨木型食道静脈瘤に対し, ETP法による内視鏡的硬化療法が著効した1例

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タイトル別名
  • High-risk pipeline varix effectively treated by endoscopic injection sclerotherapy by the ETP method. Case report

抄録

症例は81歳, 男性.脳・肺・心疾患の既往を有し, ワーファリン内服中のハイリスク症例であり.巨木型食道静脈瘤 (Lm, F3, Cb, RC (+), E (-), Lg (-)) に対する治療方針決定に苦慮した. ETP法は, 無水エタノールによる血管内皮細胞破壊, トロンビンによる血栓形成という作用機序から考えて非常に効果が高く, 安全であり, 種々の程度・状態の静脈瘤に対して有効な治療法であると考えられる.それ故, ETP法 (Ethanol-Thrombin-Polydocanol法) による内視鏡的硬化療法を計3回施行し, 静脈瘤の著明な縮小を認め, 経過良好であった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205457059584
  • NII論文ID
    130004635673
  • DOI
    10.11423/jsph1999.10.3-4_143
  • ISSN
    13448447
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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