破過曲線形状及び分散率からみた亀裂性岩盤の地下水流動特性

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タイトル別名
  • Groundwater Flow Characteristics in Fractured Rock on the Basis of Breakthrough Curve and Dispersivity
  • ハカキョクセン ケイジョウ オヨビ ブンサンリツ カラ ミタ キレツセイ ガンバン ノ チカ スイリュウドウ トクセイ

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抄録

亀裂性岩盤内の地下水に関するこれまでの研究展開を.亀裂内のトレーサーの破過・分散特性に焦点を当てて評論するとともに.これらの既往の成果を総合することにより新たな知見を導く.これまでに報告されてきた多くの原位置試験により.観測点での時間的濃度変化(破過曲線)は.急激な濃度上昇とその後の緩やかな濃度低下(テーリング)によって特徴づけられることが示されている.本稿では.これらの試験結果から.濃度のピーク到達時間と回復時間との間には.R2=0.82の高い相関があることを示す.さらに.既往の研究結果を整理・統合して縦方向分散率のスケール依存性を調べ.分散率と試験スケールとの問にはR2=0.76の有意な正の相関があることを示す.

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参考文献 (25)*注記

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