書誌事項
- タイトル別名
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- P3 subcomponents in Go/NoGo and Stop/NoStop tasks.
- Go NoGo カダイ ト Stop NoStop カダイ ニ オケル P3 ノ カイ セイブン
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説明
Go/NoGo課題とStop/NoStop課題の認知処理の違いを明らかにするために, 被験者 (N=50) には, 5つのカテゴリからなる画像刺激が提示された.Go/NoGo課題条件では, 被験者は人物刺激に対してのみボタン押しをするよう求められた.Stop/NoStop課題条件では, 被験者は自動車刺激に対してのみ反応を抑制し, 人物刺激を含めて, 他の刺激全てに反応しなければならなかった.2種の課題において記録された事象関連脳電位には, 大きな二峰性の陽性波 (P3) が生じた : 300ms近傍の下位成分と400ms以降, 広範に分布する下位成分が認められた.初期および後期P3の頭皮上分布や潜時は, P-SRおよびP-CR (Falkensteinetal., 1994) と類似していた.初期P3は刺激評価を, 後期P3はその後に続く運動一反応処理を反映すると推察された.NoStop刺激に対するFzの初期および後期P3の振幅と反応時間との間に有意な相関が認められた.しかし, Go刺激に関しては, これらの相関は有意でなかった.これらの結果は, Go/NoGo課題にくらべStop/NoStop課題においては運動-反応処理が重要な役割をもつことを示唆している.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Physiological Psychology and Psychophysiology
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Japanese Journal of Physiological Psychology and Psychophysiology 22 (3), 225-236, 2004
Japanese Society for Physiological Psychology and Psychophysiology
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205458185472
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- NII論文ID
- 130004698499
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- NII書誌ID
- AN10091236
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- NDL書誌ID
- 7309443
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- ISSN
- 02892405
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可