<b>C-メチルカリックス[4]レゾルシンアレーンの化学修飾による </b><b>エポキシ樹脂用高耐熱硬化剤の開発 </b>

  • 中村 真也
    日立化成株式会社 開発統括部 エレクトロニクス 関連材料開発センタ 封止材料開発部
  • 工藤 宏人
    関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科
  • 西久保 忠臣
    神奈川大学 工学部 物質生命化学科

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Development of High Thermal Resistant Hardener using C-Methylcalix[4] Resorcinarene Derivatives for Epoxy Thermosetting Resin System </b>
  • C-メチルカリックス[4]レゾルシンアレーンの化学修飾によるエポキシ樹脂用高耐熱硬化剤の開発
  • C-メチルカリックス[4]レゾルシンアレーン ノ カガク シュウショク ニ ヨル エポキシ ジュシヨウ コウタイネツ コウカザイ ノ カイハツ

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説明

<p>高耐熱樹脂組成物用の新規硬化剤として,高Tg を発揮するものの溶解性が低い環状フェノール化合物C-メチルカリックス[4]レゾルシンアレーン(CRA)の分子修飾による溶解性及び流動性向上を試みた。CRA とグリシジルフェニルエーテル,アセチルクロリド,あるいはアリルブロミドとの反応により,フェノール性水酸基を部分的にエーテル化,アセチル化,あるいはアリルエーテル化することでCRA 誘導体類を合成した。その結果,アリルエーテル化の場合,得られたCRA 誘導体(CRA−50%AE)の溶解性や流動性は最も優れていることが分かった。合成したCRA−50%AE をトリフェノールメタン型エポキシ樹脂の硬化剤として使用したところ,Tg レスの硬化物が得られ,トリフェノールメタン型フェノール硬化剤と同等の流動性を発揮することが分かった。</p>

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