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- 三宅 幹子
- 広島大学大学院教育学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Relation of Generalized Self Efficacy to Changes in Task-Specific Self-Efficacy
- 課題成績のフィードバックの操作を用いて
抄録
本研究では, 特性的自己効力感 (GSE) が課題固有の自己効力感 (SSE) の変容に及ぼす影響を検討した。実験1では, 72名の大学生をGSE尺度得点によってGSE高群とGSE低群とに分けた。さらに各群をポジティブFB条件, ネガティブFB条件, FBなし条件 (統制条件) の3つの条件に割り当てた。ポジティブFB条件とネガティブFB条件では, それぞれポジティブまたはネガティブに操作されたフィードバックが与えられた。SSEの評定には3種の測度 (予測される課題遂行量に基づき絶対的に評定されるSSE-A, 予測される偏差値に基づき相対的に評定されるSSE-R, 総合的に評定されるSSE-T) を使用したが, GSE群間に差が見られたのは, SSE-Aにおいてのみであった。SSE-Aの値は, ネガティブFB条件下でGSE高群の方がGSE低群よりも有意に高かった。他の2つのFB条件下ではGSE高群とGSE低群との間に有意な差はなかった。SSE-T, SSE-Rでは, いずれのFB条件下でも, GSE群間に有意な差はなかった。実験 2では, 40名の大学生をGSE高群とGSE低群とに分け, さらに各群をネガティブFB条件, FBなし条件に割り当てた。やはり, ネガティブFB条件下でのみ, GSE高群の方がGSE低群よりもSSE-Aの値が高かった。SSE-T, SSE-Rでは, いずれのFB条件下でも, GSE群間に有意な差はなかった。さらに, 課題遂行量にも, ネガティブFB条件下でGSE高群の課題遂行量がGSE低群よりも多くなるという, SSE-Aと同様の変容パターンの傾向が見られた。これらの結果から, GSEの高さがSSE-Aの変容を通じて課題遂行に影響している可能性が示唆された。
収録刊行物
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- The Japanese Journal of Educational Psychology
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The Japanese Journal of Educational Psychology 48 (1), 42-51, 2000
The Japanese Association of Educational Psychology
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205460356480
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- NII論文ID
- 130004698368
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- ISSN
- 00215015
- http://id.crossref.org/issn/00215015
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可