<b>アリールメチルピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル) </b><b>ボラート塩類の合成と </b><b>カチオン型の熱潜在性エポキシ樹脂硬化剤として応用 </b>

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Synthesis of Arylmethylpyridinium Tetrakis(pentafluorophenyl)borates </b><b>and Their Application to Cationic Thermally-Latent </b><b>Curing Agents for Epoxy Resins </b>
  • アリールメチルピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート塩類の合成とカチオン型の熱潜在性エポキシ樹脂硬化剤として応用
  • アリールメチルピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート エンルイ ノ ゴウセイ ト カチオンガタ ノ ネツ センザイセイ エポキシ ジュシ コウカザイ ト シテ オウヨウ

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説明

<p>種々のアリールメチルピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラートを合成し,エポキシ樹脂に対するカチオン型の熱潜在性硬化剤としての性質を検討した。アリールメチルクロリドとシアノピリジンからアリールメチルピリジニウムクロリドを調製し,テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラートナトリウム塩とイオン交換を行うことで,ピリジニウムボラート塩を合成した。得られたピリジニウムボラート塩をビスフェノールA ジグリシジルエーテル(BAGE)および2 官能性脂環式エポキシ(セロキサイド)に添加し,示差走査熱量分析(DSC)により触媒活性を評価した。またピリジニウムボラート塩を含むエポキシ樹脂の室温一ヶ月経過後の貯蔵安定性をプロトン核磁気共鳴スペクトル(NMR)測定により調べた。その結果,p- メトキシベンジル-3- シアノピリジニウムボラート塩(pMB3CPB)が高い重合活性と優れた貯蔵安定性を有することが分かった。さらにpMB3CPB で硬化したBAGE は,既存のスルホニウムアンチモナート硬化剤で硬化した樹脂よりも高いガラス転移温度とステンレスへの強い接着強度を持つことが分かった。</p>

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