アマゾンリリー球根におけるネダニの食害習性と卵胎生現象

書誌事項

タイトル別名
  • Feeding Behabiour and Ovoviviparity Phenomenon of the Root Mite, Phizoglyphus echinopus FUMOUZE and ROBIN on the Bulb of Amazon Lily, Eucharis grandi flora PLANCH
  • アマゾンリリー キュウコン ニ オケル ネダニ ノ ショクガイ シュウセイ ト

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抄録

Eucharis grandiflora(別名 Amazon Lily)の球根に対するネダニの食害を見るに, 11月~3月迄の寒い期間は球根鱗片上部からのみ侵入して食害する。この場合, 健全な球根の鱗片腹部に接種してもそこから食害の広がりを見ない。しかし春から夏にかけて20~30℃の気温が上昇するにつれ急激にネダニの活動が旺盛になり, そのために産卵が盛んに行なわれる。しかも球根の奥深くまで食害をし, 空洞化(cave)した部分では雌ダニから幼ダニが産仔されるのが観察された。この現象は一般に今まで考えられなかった胎生(Viviparity)である。ここにネダニが卵胎生を行なうことは新知見と考えられ, 興味深い。

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