ヒメフタテンヨコバイによるミシマサイコ萎黄病MLOの伝播に及ぼす温度の影響

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タイトル別名
  • Effect of air-temperature on transmission of sickle hare's ear yellows MLO by <I>Macrosteles striifrons</I>
  • ヒメフタテンヨコバイ ニ ヨル ミシマサイコ イオウビョウ MLO ノ デンパ

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説明

ヒメフタテンヨコバイによるミシマサイコ萎黄病MLOの伝搬に及ぼす温度の影響について検討した. <BR>1. 15℃~35℃の温度条件下でヒメフタテンヨコバイによる病植物からの獲得吸汁を行った場合, 媒介虫率は獲得吸汁期間の長さに比例して上昇した. 媒介虫率は20℃~35℃で行った場合, 3~5日間の吸汁で最高値の80%前後に達した. 15℃で行った場合7日間の吸汁で64%であった. しかし, 40℃以上の温度条件下で行った場合, 高い媒介虫率は得られなかった.<BR>2. 25℃および30℃の温度条件下でそれぞれ獲得吸汁させ, 同一の温度条件下で飼育した場合, ヒメラタテンヨコバイによる媒介はほぼ同様の傾向を示し, 獲得吸汁開始後第2週からMLOを媒介する個体が得られた. その媒介虫率は第4週から第5週にかけて最高値に達した. 20℃で行った場合, 第4週からMLOを媒介する個体は得られ, 媒介虫率はその後急激に増加した. 70%以上の媒介虫率は第5週から第8週にかけて維持された.

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