ミカンヒメコナカイガラムシの天敵について
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- 松浦 誠
- 三重大学農学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Notes on the natural enemies of the smaller citrus mealybug, <I>Pseudococcus citriculus</I> Green
説明
本報はウンシュウミカンを加害するミカンヒメコナカイガラムシの天敵について1969年, 1970年に和歌山県下で行なった調査結果である.<BR>捕食種として, テントウムシ科3種 (フタホシテントウ, アトホシヒメテントウおよび未同定の1種), クサカゲロウ科の1種Chrysopa sp., タマバエの1種Nipponodiplosis hirticornis (Felt), 寄生蜂としてシロツノコナカイガラコバチ, フジコナヒゲナガトビコバチ, トビコバチ科の1種Clausenia sp. およびハラビロヤドリバチ科の1種Allotropa sp. の計9種が得られた. 優占種はタマバエの1種で, 県下各地のミカン園に分布し, 寄主の卵から成虫にいたる全発育態を攻撃し, とくに7~9月にミカンヒメコナカイガラムシの雌成虫を捕食する最有力天敵と考えられた.
収録刊行物
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- Annual Report of The Kansai Plant Protection Society
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Annual Report of The Kansai Plant Protection Society 19 (0), 33-38, 1977
The Kansai Plant Protection Society
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205464741632
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- NII論文ID
- 130004642527
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- ISSN
- 03871002
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可