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説明
JCRB細胞バンクでは、研究資源として培養細胞を配布する立場での品質管理の一環として、ペスティウイルスの1種であるウシウイルス性下痢ウイルス(BVDV、Bovine Viral Diarrhea Virus)のネスティドPCR法による検出法を確立した。これを用いて、8社22ロットのウシ胎児血清を調査したところ1ロットを除いた全ての血清からBVDVのゲノム断片が検出された。この結果は必ずしも感染性ウイルスが混入していることを意味するものではないが、少なくともBVDVゲノム断片が検出されるウシ血清はかなり広範囲に及んでいるものと思われる。また、ATCCならびにJCRB細胞バンクで品質管理を受けている細胞について調査した結果では20株中15株からBVDVが検出された。
収録刊行物
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- TISSUE CULTURE RESEARCH COMMUNICATIONS
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TISSUE CULTURE RESEARCH COMMUNICATIONS 18 (1), 131-138, 1999
The Japanese Tissue Culture Association
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205466028928
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- NII論文ID
- 10013616732
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- NII書誌ID
- AA11048252
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- ISSN
- 09123636
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可