塗膜の劣化に関する研究 (第4報)

書誌事項

タイトル別名
  • Degradation of paint films. IV.
  • 塗膜の劣化に関する研究-4-トール油脂肪酸,米ヌカ油脂肪酸ウレタン化油塗膜の劣化
  • トマク ノ レッカ ニ カンスル ケンキュウ 4 トールユ シボウサン , コメヌカユ シボウサン ウレタンカユ トマク ノ レッカ
  • トール油脂肪酸,米ヌカ油脂肪酸ウレタン化油塗膜の劣化
  • Degradation of the films of urethane oil prepared from tall oil fatty acid and rice oil fatty acid

この論文をさがす

説明

トール油, 米ヌカ油, アルカリ異性化トール油各脂肪酸と, ペンタエリトリットを3 : 1および2 : 1モル比で反応させてセミエステルを作り, これと当量のトリレンジイソシアネート (TDI) を反応させてウレタン化油を作り, これらをポリエチレンフィルムに塗装した塗膜を屋外に暴露して, 未塗装ポリエチレンを補償光路に入れることにより, 塗膜のみの暴露による赤外スペクトル変化を追及した。一方ガラス板に塗装した塗膜の物性変化も測定した。その結果, トール油脂肪酸とペンタエリトリット3対1モル比反応物から作ったウレタン化油が一番耐候性よく, 劣化の機構としては, ウレタン結合には変化が現われず, 水酸基, エステル基, エポキシ基の増加, メチレン基の減少が観察された。メチレン部がこのように酸化されて劣化して行くものと推定した。

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ