新規な塗料用樹脂原料に関する研究 (第6報)

書誌事項

タイトル別名
  • Syntheis and Application of New Raw Materials of Resins for Paint Industry. VI.
  • 新規な塗料用樹脂原料に関する研究-6-オキサシクロブタン系ポリエーテル樹脂
  • シンキ ナ トリョウヨウ ジュシ ゲンリョウ ニ カンスル ケンキュウ 6 オキサシクロブタンケイ ポリエーテル ジュシ
  • オキサシクロブタン系ポリエーテル樹脂
  • Polyether Resins of Oxacyclobutane

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抄録

ペンタエリトリットを原料として, 置換基の異なるオキセタン類を合成し, オキセタン単独および他の環状ューテル, アルキルグリシジルカルボン酸エステルとをBF3・OEt2を触媒にして共重合し, これら共重合体の塗料用樹脂としての性能を検討した。オキセタン類共重体はアルコール, ケトン, セロソルブなどに溶解し, 環状エーテルとの共重合, あるいは脂肪酸エステル化する事により, キシレンにも可溶となる。これら共重体はアミノ樹脂で橋カケ硬化できる。オキセタン類単独共重合体の塗膜は硬く, モノマー構造組成により異なるが全般に耐候性, 耐アルカリ性は良く, 機械的性質, 耐水性が悪い。プロピレンオキシド (P.O) との共重合や脂肪酸エステル化はわずかに機械的性質を良くするが, 耐水性は悪い。テトラヒドロフラン (T.H.F) アルキル第三級カルボン酸グリシジルエステル (A.G.E) の共重合体は機械的性質, 物理的性質共にすぐれた塗膜性能を示し, エポキシ樹脂脂肪酸エステル, 熱硬化性アクリル樹脂に匹敵する。

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