LCDカラーフィルター用顔料分散型カラーレジストインキ特性に及ぼすアントラキノン系顔料の微粒化およびスルホン酸誘導体共分散の効果

横山 直樹, 北村 健一, 板原 俊英

doi:10.4011/shikizai1937.73.171

書誌事項

タイトル別名

Effects of Fine-Particle PR-177 and Co-dispersion with Sulfonic Acid Derivative of PR-177 on Properties of Pigment-Dispersion-Type Color Resist Inks for LCD Color Filters
LCD カラーフィルターヨウガンリョウブンサンガタカラーレジストインキトクセイニオヨボスアントラキノンケイガンリョウノビリュウカオヨビスルホンサンユウドウタイキョウブンサンノコウカ

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説明

4, 4'-ジアミノー1, 1'-ゼアントラキノン顔料 (PR-177) を用いて顔料分散体を調製後, それを用いたLCDカラーフィルター用顔料分散型カラーレジストインキを試作, 顔料分散体の粘度, チクソトロピーインデックス (TI値)および平均粒径を測定, インキ塗膜の色特性に及ぼすPR-177の微粒化およびスルホン酸誘導体との共分散の効果をおのおのしらべた。<BR>その結果, 比表面積113.5m²/gの微粒化PR-177を適用したレジストインキは, 比表面積90.7m²/gの標準PR-177を用いたものにくらべ高明度化および高コントラスト化がはかられて色特性は向上するものの, 顔料分散体の粘度およびTI値は増大して流動性, 分散安定性は低下することがわかった。<BR>顔料分散体の粘度, TI値はPR-177のスルホン酸誘導体を共分散することで低減され, 標準PR-177への共分散体は十分な粘度低減性を認めたが, 微粒化PR-177の粘度低減は未だ不十分であった。<BR>さらに, インキ塗膜の表面状態を目視観察した結果, 標準PR-177適用系, 微粒化PR-177適用系ともスルホン酸誘導体の共分散率が5%を超えると塗膜表面にヘーズが認められるようになり課題として残った。

収録刊行物

Journal of the Japan Society of Colour Material

Journal of the Japan Society of Colour Material 73 (4), 171-175, 2000

Japan Society of Colour Material

キーワード

詳細情報詳細情報について

CRID: 1390001205468084864

NII論文ID: 10007150688

NII書誌ID: AN00354634

DOI: 10.4011/shikizai1937.73.171

COI: 1:CAS:528:DC%2BD3cXjvFGksLw%3D

NDL書誌ID: 5360965

ISSN: 0010180X

Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/5360965; https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5360965

本文言語コード: ja

データソース種別

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