過酸化フルオロアルカノイルとジフェニルシロキサンの反応による新規フルオロシリコーンの合成とその消泡作用

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タイトル別名
  • Synthesis and Antifoaming effect of Novel Fluorosilicones by the Reaction of Diphenylsiloxane with Bis (fluoroalkanoyl) Peroxides
  • カサンカ フルオロアルカノイル ト ジフェニルシロキサン ノ ハンノウ ニ ヨ

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抄録

種々の過酸化フルオロアルカノイル [RFCO (OO) CORF : RFはフルオロアルキル基] を用いてジフェニルシロキサン [Ph2Si (OSiMe3) 2] をフルオロアルキル化し, RF基およびその置換数の異なる5種類の新規フルオロシリコーンを合成した。得られたフルオロシリコーンは, 水系発泡液に対して消泡性を示し, その効果はRF基の置換数にあまり依存しなかったが, RF基の鎖長の増加に伴い著しく増大した。消泡効果は, RF基導入によるシリコーンの表面張力の低下, 水表面への拡張性 (単分子膜形成能) の増加および気/液 (水) 界面における分子の極限面積の増加などの界面特性の変化と相関があることが示唆された。

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