書誌事項
- タイトル別名
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- Solubilization Equilibrium Constants of Synthetic Perfumes in the Micellar Solutions of Nonionic Surfactants
- ヒ イオン カイメン カッセイザイ ミセル スイヨウエキ ニ オケル ゴウセイ
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説明
ポリオキシエチレン (POE) 鎖長 (n) の異なる4種類の非イオン界面活性剤 {ヘキサデシルポリオキシエチレンエーテル (C16POEn;n-10, 20, 30, 40)} を用いた合成香料 {2-フェニルエチルアルコール (PEA), ベンジルアセテート (BA), d-リモネン (LN)} の可溶化を, 可溶化平衡定数およびミセル粒子径の測定から検討した。香料の可溶化平衡定数は, 非イオン界面活性剤のPOE鎖長あるいは香料のHLB値の増加に伴い減少した。ミセル中におけるPEAの活量係数は他の香料よりかなり小さく, 0.1~0.2であった。また, 香料1分子を可溶化するのに必要な界面活性剤の分子数 (2B値) は, LNの場合0.7~1.0, BAの場合0.4~1.0, PEAの場合1.7~2.8であった。さらに, C16POE10ミセルの粒子径はPEAの可溶化量の増加に伴い増大した。これらのことから, PEAはLNやBAに比べ, より強くミセル親水部のPOE鎖 (親水基) に吸着し, POE鎖の脱水和を誘起することが示唆された。
収録刊行物
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- Journal of the Japan Society of Colour Material
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Journal of the Japan Society of Colour Material 68 (5), 271-276, 1995
Japan Society of Colour Material
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205469145984
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- NII論文ID
- 10001660848
- 10003600696
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- NII書誌ID
- AN00354634
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- COI
- 1:CAS:528:DyaK2MXnsFartbw%3D
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- NDL書誌ID
- 3615581
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- ISSN
- 0010180X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可