末端官能基を有するペルフルオロポリエーテルの合成と吸着特性

  • 近藤 行成
    東京理科大学工学部工業化学科 東京理科大学界面科学研究所
  • 伊澤 禎二
    東京理科大学工学部工業化学科
  • 川瀬 徳三
    大阪市立大学生活科学部
  • 好野 則夫
    東京理科大学工学部工業化学科 東京理科大学界面科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Synthesis of Perfluoropolyethers Having a Functional Group at the Chain End and Their Adsorption Properties
  • マッタン カンノウキ オ ユウスル ペルフルオロポリエーテル ノ ゴウセイ ト キュウチャク トクセイ

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抄録

分子鎖末端にアミノ基またはアミド基を有する新規ペルフルオロポリエーテル (PFPE), F (CF2CF2CF2O) 11CF2CF2-Y (Y;官能基) を合成し, これらのシリカゲルならびにダイヤモンド粉末に対する吸着特性を熱重量 (TG) 分析およびXPS測定から検討した。合成されたPFPEの中で, 第一級アミド型PFPEがシリカゲルに対し最大の吸着量を示した。また, アミド型PFPEはアミン型PFPEにくらべシリカゲル表面と強く相互作用していることが明らかになった。一方, ダイヤモンド粉末に対する吸着量は, メチル基を有する第二級アミド型PFPEが最大値を示した。PFPEで処理されたアルミニウム基板の摩擦係数を測定したところ, その値は未処理のものにくらべ低くなったが, 官能基依存性は認められず, いずれもほぼ同じであった。

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参考文献 (11)*注記

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